ファミマ、エンタメ関連を強化 店頭端末で「ついで買い」誘う (4/4ページ)

2013.3.16 08:00

ファミリーマートのチケット販売額

ファミリーマートのチケット販売額【拡大】

 3社の店舗数は、セブンイレブンが約1万5000、ローソンが約1万1100に対し、ファミマは約9500。ファミマは今年度過去最大の1000店規模の新規出店を計画するが、セブンイレブンも約1500店増を掲げており、その差はなかなか縮まらない。

 しかし、日販が大きいほど加盟店オーナーの収入が増え、フランチャイズ拡大には有利となる。エンタメの「面」展開が奏功すれば、ローソンに肉薄するかもしれない。

 ただ、ファミマの戦略が思惑どおりに進むかは不透明だ。端末サービスではローソンも、コンサートと連動した商品企画や限定DVDの販売を増やすなど優位拡大に力を注ぐ。セブンイレブンもチケット販売だけでなく、住民票発行など行政サービスなどで差別化を図る。

 コンビニにとって、情報端末は唯一、店舗面積の制約を受けずに商品・サービスを拡充できる“フリースペース”。端末でのサービス充実は今後、コンビニの覇権争いの行方を占う可能性も秘めている。(山沢義徳)

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