ドコモ、MNPの改善目指す 顧客流出続き苦戦 (1/3ページ)

2013.4.27 08:00

会見するNTTドコモの加藤薫社長=26日、東京都千代田区

会見するNTTドコモの加藤薫社長=26日、東京都千代田区【拡大】

 NTTドコモが26日に発表した2013年3月期連結決算は、売上高が前期比5.4%増の4兆4701億円、本業のもうけを示す営業利益が4.3%減の8371億円と増収減益だった。

 スマートフォン(高機能携帯電話)の販売台数は50.7%増の1329万台と大幅に増加し、データ通信収入が伸びた。一方で、米アップルの人気スマホ「iPhone(アイフォーン)」を取り扱うKDDI(au)やソフトバンクへの契約者の流出が続くなど競争の激化で、利用料金の割引に伴う費用がかさんだ。最終利益は6.8%増の4956億円だった。

 同日、記者会見した加藤薫社長は「MNP(番号持ち運び制度)の転出増で純増の獲得では苦戦を強いられているが、春モデルの発売により競争力は回復の兆しがみられる」と述べた。

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