「円安効果」で、関西への外国人旅行客が増加している=11日午前、大阪市中央区の千日前道具屋筋商店街【拡大】
「欧米からの観光客が多かった」(JTB西日本広報)といい、日本観光の定番、京都へのツアーが好調という。日本政府観光局(JNTO)によると、3月の訪日外国人数は前年同月比26・3%増の85万7千人と、3月としては過去最高となった。
特に経済成長が著しい東南アジアからの観光客が増加し、タイやインドネシア、フィリピンはいずれも70%以上増加した。日中関係の悪化で、昨年秋以降激減していた中国人観光客も戻りつつあるという。
JNTOの担当者は「震災による観光客減の影響は、ほぼ解消されたと考えられる。今後も円安を追い風に、観光客増が期待できる」と話している。(阿部佐知子)