全面改良したトヨタの「レクサスIS」【拡大】
トヨタ自動車は16日、高級車ブランド「レクサス」のセダン「IS」を全面改良して発売した。ガソリンエンジン車と新たに追加したハイブリッド車(HV)の2種類があり、HV「IS300h」の燃費性能はガソリン1リットル当たり23.2キロを達成した。
走行性能を良くするため、アクセルを踏んでから加速するまでの反応を向上させ、車体の剛性を高めたことで操作性も上がったという。前モデルは後部座席の狭さが指摘されていたが、新型ISは同クラスの輸入車よりも広いスペースを確保した。
価格は420万~595万円で、前モデルより22万~57万円高い。HVは480万~538万円。海外販売分も含め、愛知県田原市の田原工場で生産する。北米を中心に世界全体で月7000台(国内は月800台)の販売を目指す。
約4000台の事前受注のうちハイブリッド車が約7割を占め、注文から工場出荷まで約3カ月、顧客への引き渡しにさらに2週間程度かかる見通し。