電気事業連合会が21日発表した4月の電力需要実績(速報)によると、電力10社合計の販売電力量は前年同月比6.0%減の661億3100万キロワット時と4カ月連続で前年実績を下回った。生産活動の低迷による大口電力向け販売量の減少に加え、気温が高めに推移し家庭向けなどの暖房需要が伸びなかったことが影響した。
産業用の大口電力販売量は、4.0%減の212億5700万キロワット時で11カ月連続のマイナス。機械や鉄鋼など主要7業種すべてで前年割れだった。「企業の生産が伸びない」(電事連)のが原因で、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の恩恵はまだ出ていない。
一方、家庭の需要を示す「電灯」の販売量は8.6%減の221億8500万キロワット時。4月としては過去最大の減少幅だった。電力各社によると、販売電力量は3月分に続き10社とも前年実績を下回った。中部電力が8.5%減と最も落ち込み幅が大きく、東京電力は5.2%減、関西電力は7.8%減だった。