花木義麿氏(右)【拡大】
日本工作機械工業会は23日、新会長にオークマ社長の花木義麿氏を選任したと発表した。就任会見で花木新会長は「時代の変化に対応しつつ、世界最高の工作機械を訴求し、日本のものづくりの発展に貢献していく」と抱負を述べた。
花木会長は、2012年度の工作機械受注額が前年度比8.6%減の1兆2124億円と、3年ぶりに前年割れとなったことに触れ、会員企業の経営基盤や経営体質の強化、新興国など有望市場の開拓などを今後の課題に挙げた。
また、07年以降は工作機械業界に対する補助金などの政府の支援がないことに関して「(競合する)中国、ドイツでは産官学連携が推進されており、日本でも工作機械の競争力強化は産官学が共同して当たるべきだ」と強調した。