東京海上日動火災保険は23日、ドライバーが任意加入する自動車保険の保険料を10月から引き上げる方針を固めた。上げ幅は平均約1.9%で、昨年1月以来の保険料値上げとなる。高齢者の事故増加や若者の車離れなどを背景に自動車保険の収支が実質的に赤字状態にある中、値上げにより収益性改善につなげる。
他の損害保険大手では、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が4月からそれぞれ平均約2%引き上げているほか、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険も10月から平均1.7%、同1%強の引き上げを決めている。東京海上日動が追随を決めたことで、すべての損保大手が年内の自動車保険料の値上げで足並みをそろえる。
自動車保険は、損保大手各社にとって収入保険料の半分程度を占める主力分野だが、高齢者の事故増加などで保険金の支払いが増えた一方、若者の車離れなどで収入保険料が伸び悩んでいる。
2013年3月期業績でも各社の自動車保険の収支は赤字傾向が続いた。