経済同友会の全国セミナーで講演するルース駐日米大使=23日、岩手県盛岡市のホテル、早坂礼子撮影【拡大】
ルース駐日米大使は23日、盛岡市で2日間の日程で開幕した経済同友会の全国会員セミナーで講演し、日本経済の再生には、起業力強化と女性の活用、若年層のグローバル化-の3つが重要だと強調した。「リスクを負いチャレンジすることは失敗ではなく、学習の機会だ」と主張。日本経済の活性化は日米の安全保障や自由貿易市場にも有益だとして、日本の企業経営者に対し、率先して変化を受け入れるよう求めた。
起業力強化については、現在の日本にも、戦後の高度成長期と同じ可能性があるとして「(税制など)起業に役立つ環境整備を進めるべきだ」と主張。また「日本では女性が人材として十分活用されていない」と語り、今後の国際競争激化に女性の活力を生かすべきだとの考えを示した。
日本人の海外留学生が減少していることにふれ、「垣根を作らずもっと海外に出て、技能や国際的な視野を持つ若者を育成しなくてはならない」と述べた。
セミナーには震災復興を起点とする日本経済の再生を共通テーマに全国44の同友会の会員約1000人が参加した。