新型タブレット「サーフェスプロ」を紹介する日本MSの樋口泰行社長=29日、東京都渋谷区【拡大】
同日、東京都内で記者会見した日本MSの樋口泰行社長は「フル(機能)パソコンとしての機能も兼ねており、これを機にウィンドウズ全体の販売を盛り上げたい」と意気込みを述べた。タブレット端末は、10年の米アップルの「iPad(アイパッド)」の発売以来、市場が拡大している。調査会社MM総研によると、2012年度の国内出荷台数は前年度比104.3%増の568万台となり、13年度も21.5%増と販売増が続く見込み。
これまでは、アップルや米グーグルのOSを搭載したタブレット製品の市場シェアが圧倒的となっており、MS側は高機能機種の投入により日本市場においても巻き返しを図りたい考えだ。
また、MSはタブレットなどのハードウエア製品の開発に注力。日本市場での投入が期待されるスマートフォン(高機能携帯電話)「ウィンドウズフォン」について樋口社長は「(日本での発売に)強い意欲を持っている」と話した。