任天堂もガラパゴス化する? 独自スタイルの行き着く先は… (2/3ページ)

2013.5.30 09:00

任天堂の岩田聡社長(安元雄太撮影)

任天堂の岩田聡社長(安元雄太撮影)【拡大】

 4月25日に東京で行われた決算説明会。岩田社長は今年のE3についてこう宣言した。E3にはゲームメディア以外のあらゆる媒体が注目する。任天堂の選択は、ライバルのソニーやMSに、戦わずして背中を見せたと言っても過言ではない、異例の判断だ。

 同社の担当者は「うちは今年、新しいハード(ゲーム機)の発表がない。その状況で集まってもらっても、何もリポートできないでしょう」と、理由を説明する。

 代わりに6月11日、取引先の流通事業者を対象にした商談会と、一部の米国ゲームメディアを招きソフトの体験会を小規模に開催する予定だというが、“内向き”なイメージは避けられない。

 「差別化」の功罪

 独自路線で差別化を図る任天堂の戦略は、情報発信以前にゲーム機で顕著だ。タッチパネルと2つの画面を備え、立体表示機能を持たせた「ニンテンドー3DS」や、コントローラーに液晶画面を組み込んだ「Wii U(ウィー・ユー)」は、ソニーやMSのゲーム機とは異なる特徴を持つ。それだけに、ソフト開発にかかる負担は少なくない。

特異性ゆえに、新たな開発の負担がかかるゲーム機

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