新たな営業・経営戦略を説明するヤマダ・エスバイエルホームの松田佳紀社長=6日、東京都港区【拡大】
ヤマダ・エスバイエルホーム(旧エス・バイ・エル)の松田佳紀社長は6日、東京都内で会見し、親会社で家電量販店最大手のヤマダ電機とのシナジー(相乗)効果を出すことで「1000億円以上の売上高がある住宅メーカーに成長していく」と意気込みを語った。具体的な目標として、2015年度(16年2月期)時点で、売上高を12年度(売上高398億円)に比べ2.5倍となる1000億円以上を目指すとした。
同社はヤマダ電機傘下となり、6月1日から現社名に変更した。親会社との連携策として、松田社長は今年夏以降、全国各地にあるヤマダ電機の店舗網の各駐車場で、エスバイエルの住宅を展示するスペースを順次設けるほか、エアコンや薄型テレビなど住宅に必要な家電類をヤマダ電機の調達網を利用して一括販売することなどで、シナジー効果を創出すると説明した。
また、本業の住宅販売では、戸建て住宅で中高級住宅(坪あたり約50万円)とコストパフォーマンスが良い住宅(同約40万円)の2種類を軸に展開することで、低金利を背景に旺盛な「住宅需要を取り込む戦略」(松田社長)を打ち出した。
13年度(14年2月期)は営業損益で約12億円の黒字(前期約6.6億円の赤字)を確保し、2期ぶりに黒字転換を図るとした。