ホンダが開発した高所調査用ロボット【拡大】
ホンダは、2011年3月の東日本大震災直後から震災ロボットの開発に着手。今後、防災や減災などへの対応を目的としたヒューマノイド(人間型)ロボットの開発も加速させていくという。
福島第1原発の廃炉作業をめぐっては、さまざまなロボットが活躍。事故発生から1カ月後の11年4月には、米アイロボット社製「パックボット」が初めて投入された。無限軌道でがれきなどの上を走行することができ、建屋周辺でのがれき撤去の際に必要な状況を把握するための写真撮影などで貢献した。
日本製のロボットが初めて使われたのは同年6月。千葉工業大未来ロボット技術研究センターが開発した災害対応ロボット「クインス」で、3号機建屋や2号機建屋内の調査や撮影に当たった。