浅草・雷門の前で記念撮影する外国人観光客ら=19日、東京都台東区【拡大】
日系企業に勤める20代女性は「日本はあこがれの国。サンリオのキティちゃんをお土産に買ったり、六本木や浅草、東京スカイツリーに行ったりするのは楽しい」と語る。
タイのほか、インドや台湾、香港、シンガポールなど10カ国・地域が5月として過去最高を更新した。最も訪日客が多い韓国も「福島第1原発事故による放射能汚染の風評被害が薄れてきた」(観光庁)ため45.5%増の22万8700人まで回復、10年以来の20万人超となった。
唯一不調なのが中国だ。昨年9月の沖縄県・尖閣諸島問題による日中関係悪化の影響から、27.2%減の8万1600人にとどまった。ただ6月に入り「旅行の予約状況に回復基調が出てきた」(ANAセールス)と明るい兆しもある。
1~5月の訪日客数を年率換算すると、今年は972万8400人と過去最高を更新するペースだが、政府が掲げる「年間目標の1000万人」(太田昭宏国土交通相)達成は微妙だ。
政府は今夏以降、東南アジア各国に対し訪日ビザの発給緩和を行うなど訪日客の上積みを図るが、最近の円高シフトが訪日客増加へのブレーキ要因になりかねない。