日本武道館で開かれた日本航空の株主総会=19日、東京都千代田区【拡大】
株主からは、バッテリートラブルで1月16日に運航を停止し、6月1日に再開したB787の安全性を問う質問も相次いだ。植木社長は「安全な航空機に仕上がっており、飛ばしても大丈夫だと判断した」と説明し、理解を求めた。
B787の運航停止から再開までの間に、日航は運賃などの収入が65億円減少。一方で維持費など26億円の負担がなくなり、差し引き39億円のマイナスになったという。
総会では、航空法の外資規制のため議決権を取得できない外国人株主への配当を可能にする定款変更など、全ての議案を可決。1627人の株主が出席し、2時間19分で終了した。
経営破綻で数百万円分の保有株が価値を失い、再上場の際に日航株を買い直したという男性(73)は「株の価値がゼロになった人は他にもいるはずなので、もっと荒れてもおかしくないと思っていた」と語り、議事が滞りなく進んだ総会を振り返っていた。