竹中氏は「特区や英語テストを古い体制を打ち破る突破口にすべきだ」と主張。フェルドマン氏は「成功の確率は5割と少し。安打を打ち続けるべきだ」と解雇規制の撤廃や医療分野の歳出抑制の必要性を示した。
最後に三木谷浩史代表幹事(楽天会長兼社長)が「米中韓との競争に勝つため日本企業の経営革命や新陳代謝を促すべきだ」とあいさつ。「経団連は非常に保守的なので、新経連が日本の産業にダイナミズムを働かせたい」と締めくくった。
三木谷氏は終了後、記者団に「今後も同様の討論会を開きたい」と表明。今夏の参院選で新経連が特定の候補者を組織的に支援することに「政治献金はやらないので未来志向の政治家を応援する。日本の姿を国民レベルで考える仕組みを作りたい」と語った。