ノックエアは04年設立でタイ国際航空傘下のLCC。08年には国際線進出の失敗などから経営難に陥り、大規模な路線縮小を迫られた。
しかし、その後はタイ国内のLCC市場の拡大や同業の買収によって勢力を盛り返し、現在は同国の国内線市場でタイ・エアアジアに次ぐ2位(週当たりの運航座席数)となっている。
豪航空シンクタンクのアジア太平洋航空センター(CAPA)によると、タイ航空市場におけるLCCの比率は12年までの10年間で1%未満から約30%まで拡大した。乗客数は09~12年の4年間で1022万人から2034万人に倍増している。
拡大傾向は今後も継続するとみられており、インドネシアの大手LCCライオン航空がタイ国内での合弁事業を模索するなど新規参入の動きも相次ぐ。
また、CAPAは市場拡大とともに最大手タイ・エアアジアと2位のノックエアが直接競合する路線も増えていくと予想しており、競争も激しさを増しそうだ。(シンガポール支局)