BASFジャパンが開いた自動車のカラートレンド予測説明会=3日午前、東京都港区【拡大】
独化学大手BASFの日本法人、BASFジャパン(東京都港区)は3日、2~3年後の自動車のカラートレンド予測を発表した。
日本では小型車や軽自動車を中心に、サイドミラーやバンパーなどに車体と異なる色を使いながら、全体としては違和感のない配色が求められると予測。経済性や機能性を重視しながらも2、3の好きな色を組み合わせて個性を表現する消費者が増えているという。
アジア太平洋地域では、青・赤・白・黒・灰が今後も定番色として使われる一方、自動車デザインの多様化に伴いオリーブグリーン・青みのあるグレー・白っぽいシルバーなど洗練された中間色が徐々に増え、色の多様化が進むと予測した。
世界のトレンドカラーについては3つのテーマを設定。「多元空間」では近未来の循環都市を連想するブルー系など、「個々のスタイル」では自分らしく進んでいくイメージのグリーン系など、「バランス」では鮮やかさを抑えた優しい質感のカラフルな色を選んだ。