NTTドコモの加藤薫社長は3日までに、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、年内にも顧客管理をこれまでの電話番号から、各種サービス利用時に使うIDに変更することを明らかにした。ID管理になることで、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット、パソコンなど異なる端末から自由にサービスを受けられる。またKDDI(au)やソフトバンクモバイルなど他社ユーザーも、ドコモの電子商取引(eコマース)や音楽・動画配信といった各種サービスを利用できるようになる。
ドコモの5月末時点の携帯電話契約者数は約6160万件。このうちドコモのID「docomo ID」の取得者数は約1500万件。
加藤社長は「IDを取得していない携帯電話利用者には年内にもIDを付与して、全契約者の顧客情報をIDで管理する」方針を示した。