電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が9日発表した携帯電話とPHSの5月の国内出荷台数は、前年同月比17.1%増の182万3000台となり、13カ月ぶりに前年実績を上回った。
通信会社による夏モデルの販売が前年よりも前倒しされたことで、買い控えが見られた前年同月よりも出荷台数が増加した。内訳は、携帯電話が20.2%増の170万台。中でもスマートフォン(高機能携帯電話)は74.2%増の115万4000台と大きく伸びた。
NTTドコモがソニー製品を集中的に推奨するなど通信会社による販売策も出荷増に寄与した。PHSは13.7%減の12万3000台だった。JEITAの統計は国内メーカーが対象。米アップルや韓国サムスン電子などの製品は含まない。