一方、業務用の空調や照明の販売は全体的に前年並み。二宮社長は「企業は先行きを慎重にみて、設備投資を控えている」と分析している。
同社は2015年度までに、売上高を7000億円(12年度は5699億円)、営業利益率を5%超(同2.2%)にそれぞれ引き上げる計画。海外売上高比率を32%から40%超に高める。
二宮社長は「国内事業で培ってきた力が、海外で生かされていない」と指摘。特に今後が期待できる業務用空調については「海外売上高比率を50%まで伸ばす」と述べ、中国や台湾、ブラジルなどでの販売拡大に意欲を示した。(米沢文)