将来は学習分野のコンテンツをさらに拡充していく方針で、小学生以上の教育、能力検定などコンテンツの幅を広げていく予定だ。
携帯電話市場が飽和する中、ドコモは約6000万を超える顧客基盤を生かし、通信以外の新領域の事業拡大を急いでいる。すでにネット通販分野では、有機野菜や無添加食品の通販事業を手がける「らでぃっしゅぼーや」のほか、ファッション通販サイト「マガシーク」など相次いで企業買収をしたり、ベンチャー企業への出資や事業提携を進めている。
今月1日には、新事業領域を担当する部署を集約した「スマートライフビジネス本部」を新設した。
2012年度の新事業領域の売上高は5350億円。15年度には1兆円の目標を掲げているが、学習など生活サービス関連の収益増をてこに、「1兆円にプラスしたい」(加藤薫社長)考えだ。