全日本空輸の航空貨物事業の売上高【拡大】
外山副事業室長は「2週間しか商品を店に置かないファストファッションは必ず空輸する。ネット通販の客も早く入手したがる」とスピード重視の重要性を強調する。
事業会社設立で迅速な顧客対応狙う
顧客対応の迅速化などを図るため、来春にはANAHD傘下に分散する関連部署を統合し、貨物事業会社を設立する。
旅客機の貨物室を使った輸送などを含むANAHD全体の貨物事業の売上高は現在約1500億円だが、3年後には2000億円に引き上げる計画だ。現在9機のフレーターも13機程度に増やす。
だが、航空貨物分野の主導権を握る専門会社も攻勢をかけている。ドイツポストDHLは、自動車部品の輸送需要などを取り込む狙いから、4月に中部空港へ進出。さらに米シンシナティ線など2路線を開設した。米フェデックスは東アジアと北米の中継需要を取り込もうと、関西空港に大型施設を建設中だ。