災害時の通信回線制御、国際標準へ ドコモなど通話向け技術開発 (2/3ページ)

2013.7.19 08:15

人口100万人の都市を想定した実験のイメージ

人口100万人の都市を想定した実験のイメージ【拡大】

 LTEネットワーク上でサーバーの仮想化技術を用い、日常的に混在して送受信されている(1)通話(2)メール(3)動画視聴やゲームなど「リッチメディア」-の構成比率を変更。災害時にはリッチメディアの周波数利用比率を絞り、その余剰分を通話用に振り分ける。

 今年1月には100万人規模の都市の被災を想定した実証実験を実施した。音声通話が通常の50倍、メールなどパケット通信が通常の4倍集中したと仮定すると、通信回線を通話に振り分けない場合、集中した音声通話225万件のうち実際につながるのは11万件となり、20回に1回しかつながらない。

 しかしリッチメディアを絞れば通話は56万件つながり、4回に1回のペースと大幅に改善した。切り替え作業には約30分かかった。

「日本が大きくリードしている」(総務省)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5000円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!