さらに会計基準の変更で、14年3月期決算から退職者に支払う企業年金の積み立て不足を負債として一括計上する必要があり、シャープの場合は負債が1200億円前後も増え、13年3月末時点で1348億円あった純資産が大きく目減りすることになる。
このため昨年末から今年3月にかけ、米半導体大手クアルコムと韓国サムスン電子からそれぞれ約100億円の出資を取り付けた。関係者によると、その後も複数の国内外の事業会社に出資を打診していたという。
シャープは12年3月期と13年3月期の合計で計9200億円の最終赤字を計上し、自己資本比率は3月末時点で6%に落ち込み、メーカーで健全とされる20~30%を大きく下回っている。