ソフトバンクによる米携帯電話3位スプリントの買収で、米携帯電話業界のサービス競争が激しさを増してきた。スプリントが通話料金値下げで攻勢をかければ、ライバル会社も機種変更の新プランや再編戦略で対抗。ソフトバンクの米市場進出で業界がにわかに活気づいている。
スプリントは11日、使い放題の定額制プランを導入した。月額80ドル(約7900円)払えば通話やデータ通信が無制限で利用できる。首位ベライゾン・ワイヤレスと2位AT&Tは同様のプランを原則廃止し従量制に切り替えつつある。
それを狙い撃ちして顧客を奪おうというスプリントのヘッセ最高経営責任者(CEO)は「われわれのプランは利用者に驚きを与えるはず」と自信をみせる。
業績不振のスプリントは昨年まで6年連続で赤字を垂れ流している。新サービスの発表はソフトバンクが買収手続きを完了した翌日で、電光石火で知られるソフトバンクの孫正義社長がさっそくてこ入れに動いた格好だ。ソフトバンクはスプリントの財務基盤強化にも50億ドルをつぎ込む。