エクスペリアAは実質5千円程度で、ギャラクシーS4は実質1万5千円程度で購入できる。6月末までの累計販売台数はエクスペリアAが約83万台、ギャラクシーS4が約40万台と計120万台を超え、「200万台も十分に狙える」(加藤社長)と鼻息も荒い。
ツートップの7月以降の売れ行きについて、「6月と比べると売れ行きはやや落ち着いてきたが、ツートップを指名買いをする顧客は多い」(都内の家電量販店)という。
顧客流出は続く
ただ、ツートップ戦略は肝心の新規顧客の獲得にはつながっていない。契約先の携帯電話会社を変えた後も同じ番号を使える「番号持ち運び制度(MNP)」の6月の契約数増減を見ると、ドコモは14万6900件の転出超過と顧客流出に歯止めがかかっていない。
新規契約から解約を差し引いた契約純増数を見ても、6月のドコモは5900件のマイナスと苦戦が続く。