こうして試された数百通りのパターンの中から、まつ毛を“元気”にする成分と、それを維持する成分を組み合わせた新成分「ワイドラッシュ」に、ヘアサイクルに合わせて効果的に作用する5つの成分を配合する最適解を導き出した。そこにはスカルプD同様に、「防腐剤をはじめ、シリコンやオイル、アルコール、合成着色料や香料、界面活性剤も一切使っていない」(坂村さん)。
最終段階では、試作品のモニターを務めた同社の女性社員のほとんどが、しっかりとコシを持って長くなったまつ毛を実感。まつ毛に塗るブラシの形状も工夫し、目元から美容液をたっぷり塗ることができるようにした。
だが、商品の市場投入前に最後の壁があった。「スカルプDは男性用のイメージが強かったため、この商品をどうやって女性に知ってもらうか」(坂村さん)という点だ。
そこでマスカラやつけまつ毛、まつ毛エクステといったまつ毛関連アイテムを利用することによる負担を「つけまつ毛1年間の負担は95キロの力士を1センチ持ち上げる負担と同等」など、ユニークな表現で消費者の印象に残るPRをインターネットで展開。