米半導体大手のマイクロン・テクノロジーは31日、会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリの全株式を取得し、子会社化したと発表した。今後、エルピーダのブランドはなくなり、社名も「マイクロン・メモリ・ジャパン」に変更する方針だ。同日付でエルピーダの坂本幸雄社長(65)が退任し、後任に取締役最高執行責任者(COO)の木下嘉隆氏(55)が就任した。
エルピーダはDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)を得意とする。DRAMや記憶用半導体のNAND型フラッシュメモリーなどのラインアップを持つマイクロン傘下に入り、首位の韓国サムスン電子を追撃する。
都内で開いた記者会見で、木下新社長は「サムスンに対抗できる最強のメモリーカンパニーの誕生だ」と強調した。
マイクロンは、エルピーダの広島県と秋田県の工場を引き継ぎ、雇用も維持する方針。マイクロンのマーク・ダーカンCEO(最高経営責任者)は「製造拠点や社員に変化があるとは思わない」と述べた。