サントリーホールディングス(HD)の子会社で清涼飲料大手のサントリー食品インターナショナルは6日、東京証券取引所1部上場後初めての四半期決算となる、2013年6月中間連結決算を発表した。
国内外でお茶など中心ブランドの販売が好調に推移し、売上高は前年同期比10.8%増の5179億円、営業利益も25.9%増の276億円と大幅な増収増益を達成した。タイ洪水の保険金などによる特別利益が加わって、最終利益は95.7%増の119億円とほぼ倍増したが、鳥井信宏社長は「ほぼ計画通り。満足している」と評価した。
国内は「伊右衛門」や「グリーン ダ・カ・ラ」などが好調に推移して売上高が3.1%増の3315億円、製造原価や物流費の約50億円のコスト削減が寄与して営業利益も32.0%増の169億円となった。海外もアジアを中心に緑茶飲料の販売が伸びたうえに、サントリーペプシコベトナムが4月から新規連結になり、円安効果もあって、売上高は28.0%増の1865億円、営業利益は15.4%増の222億円だった。通期予想は従来計画を据え置いた。