三菱地所の杉山博孝社長【拡大】
海外でも陣取り合戦
海外でも両社はせめぎ合う。日本で培った商業施設の運営ノウハウを海外に移植し、アジアの経済成長力を商機に取り込むためだ。
三井は一昨年、中国浙江省の寧波市にアウトレット1号店を開業した。来冬にはマレーシア、29年に台湾でも出店する。郊外型SC「ららぽーと」の海外1号店は29年を目標に中国・上海市に出店する計画だ。
三菱も昨年10月、同社初の海外商業施設として、中国遼寧省に「瀋陽パークアウトレット」を開業した。今年4月には中国・上海に現地法人を設立し、海外での商業施設展開の可能性を探る。
ニッセイ基礎研究所の増宮守・准主任研究員は「不動産会社のアジア事業は、住宅だけでなく、オフィス・商業施設などにも幅が広がってきた」と指摘する。両社の激突は当分、目が離せそうにない。(西川博明)