ANAホールディングス(HD)傘下の格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは20日、11月1日付で会社名やブランド名を「バニラ・エア」に変更すると発表した。ANAHDが6月にマレーシアのLCC大手のエアアジアとの合弁を解消し、エアアジア・ジャパンを完全子会社化したことに伴う措置だ。
現行のエアアジア・ジャパンとしての運航は10月26日で停止し、新ブランドの「バニラ・エア」で12月下旬に運航を再開する。成田空港を拠点に、国内や海外の行楽地やリゾート地向けを中心とする路線を運営する予定。具体的な就航路線などは9月下旬に発表する。
今月1日付で就任した石井知祥(とものり)社長は同日、東京都内で記者会見し、「少なくとも大手航空会社の半額の運賃で競争力を出すともに、利用者に価値を見いだしてもらえるサービスを提供したい」と語った。