板挟みからの脱出は?
地方都市を拠点とする中堅航空会社は平成10年ごろから就航を始めた。大手より割安な運賃を掲げて牙城の切り崩しに挑んだが、限られた路線しか運航しない知名度の低さや、大手との価格競争で“返り討ち”にあった。
さらに相次ぐLCCの就航で、安値という金看板を失い苦戦している。サービス面で大手に、運賃面でLCCにそれぞれ劣り、挟み撃ちの状況だ。地方都市の経済悪化も利用低迷に拍車をかけている。
「高品質なサービスと低価格という、相反することを提供することは、並々ならぬ努力が必要だ」
スターフライヤーの米原社長はこう話す。大手にもLCCにもない新たな付加価値を見いださなければ、中堅航空会社の埋没は避けられない。(中村智隆)