中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空などが出資する「春秋航空日本」(千葉県成田市)は5日、成田空港を拠点とする国内線就航の認可を国土交通省に申請したと発表した。成田-高松、広島、佐賀の3路線で各1日2往復を運航する計画で、来年5月末の就航を目指す。
機材はボーイング737-800(座席数189席)を使用し、就航時は3機体制でスタートする。東京都内で記者会見した鵜飼博社長は「将来的に路線を拡大し、国際線運航も含めて2017年までの5年間に20機導入する」と意欲を示した。
同社に33%を出資している春秋航空は現在、日本路線では中国の上海発着で茨城、高松、佐賀の国際線3路線を運航。春秋航空日本の国内線就航で、中国からの訪日旅行客らの乗り継ぎで利便性が高まるとみており、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる日中関係悪化を背景に最近低迷している中国からの訪日客数の押し上げが期待される。
国内線の運賃水準については精査中としたが、会見に同席した王●会長は「究極のコストダウンを行い、それを運賃に反映させたい」と話した。
国内線を運航するLCCには、関西空港が拠点のピーチ・アビエーションと、成田が中心のジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン(11月に「バニラ・エア」に社名変更)の3社がある。
●=火へんに偉のつくり