三菱ふそうトラック・バスは6日、ケニアでエントリーモデルの中大型トラックの販売を始めたと発表した。同日から首都ナイロビで開催されている東アフリカ最大の自動車ショー「トータルケニアモーターショー」で公開した。
発売するトラックは、9~16トンの中型クラスの「FA」「FI」と、25~49トンの大型クラス「FJ」「FO」「FZ」の5車種。今年5月に発表したアジア・アフリカ向けの戦略車「FUSO(ふそう)」ブランドのトラックで、親会社の独ダイムラーがインドに持つ生産拠点を活用して生産する。
「三菱ふそう」ブランドを含めた同社の2012年のアフリカでのトラック販売は前年比88.7%増の8046台と急回復している。東南アジア、中東に次ぐ販売規模となっており、将来的には08年のリーマン・ショック前に記録した1万6000台規模まで引き上げる方針。同社は、「アフリカ30カ国にある販売拠点をさらに広げていく」(広報部)としている。