携帯電話大手3社は20日、米アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5s」と「5c」を一斉に発売した。NTTドコモがアイフォーンを販売するのが初めてで、ソフトバンクモバイルとKDDI(au)が迎え撃つ構図だ。
「ドコモショップ丸の内店」(東京・有楽町)では、ビルを取り囲むように300人以上が行列を作り発売開始を待った。同店に登場したドコモの加藤薫社長は「本当にこれから始まる、という気持ちだ」と心境を語った。
一方、KDDIは都内でイベントを開き、田中孝司社長は高速通信「LTE」のつながりやすさをアピール。「(他社と)こんなに差があることを体験していただきたい」と語った。ソフトバンクのイベントでは宮内謙副社長が「5年間売ってきた経験がある。アイフォーンを知り尽くしている」と強調した。