来年1月から導入されるNISA(少額投資非課税制度)の口座申し込みが10月1日に始まるのを前に野村証券は22日、都内で同社として最大規模となる「NISA特別セミナー」を開いた。NISAは1人1口座しか開設できないため、金融機関による顧客争奪戦が激しさを増している。
NISAは、株式や投資信託などへの年100万円までの投資による配当や譲渡益の課税が免除される制度。
セミナーでは、野村アセットマネジメントの南村芳寛執行役員CIO(最高運用責任者)らが講師を務め、NISAの具体的な制度や商品について説明。会場に集まった約1000人の聴衆は、メモを取るなどしながら熱心に耳を傾けていた。
参加した会社員の女性(37)は「初めてNISAについて知ることができて有意義だった。今は金利が低いので、これからは投資を考えていきたい」と話していた。