洋上風力発電は安定して強い風を得ることができ、陸上のように騒音や立地などの制約がないため、欧州や中国などで今後拡大が見込まれている。
ただ、洋上風車のシェアはすでに首位の独シーメンスが50%、ベスタスが25%と2強が圧倒的な地位を占め、発電効率の高い大型風車の開発でも先行。三菱重工も独自開発した7000キロワットの大型風車を福島沖に来年度に設置するなど取り組みを加速しているが、実証段階に止まっていた。
記者会見した三菱重工の和仁正文常務執行役員はベスタスについて「洋上風車の実績や知見に加え、世界にサプライチェーン(供給網)を確立している」と強調。「両社の経験を1つにして洋上風車のグローバルリーダーになる」と述べ、シーメンス追撃に意欲を見せた。