東京電力本社=東京・内幸町【拡大】
今回の応募者は600人程度にとどまった。内定者の大半は、事故前からつながりのある通信、建築など電気事業に関連する各大学研究室の卒業予定者とみられる。有名企業の内定を蹴ってまで東電を選んだ人材もおり、同社幹部は「非常に頼もしい」と期待している。
東電の発電や送配電設備の保守部門では、機器の異音を聞き分けられるような技能が求められている。事務部門でも、電気料金の複雑な計算を処理するノウハウが必要とされる。
東電は、これらの技能やノウハウを若手社員に引き継がなければ、将来の電力の安定供給に影響が出る懸念があるとして新卒採用に踏み切った。
東電では原発事故の発生以降、人材流出に歯止めがかからず、これまでに1200人余りが依願退職している。
東京電力の新卒採用数
年度 新卒採用数 社員数
2009 822 3万8227
10 1102 3万8671
11 1093 3万8701
12 0 3万7231
13 0 3万6000(計画)
14 331 未定