新規参入がまれな日本酒業界を構成している蔵元のほとんどは創業百年以上。世界一老舗企業の多い日本の中でも突出している産業だ。インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC、ロンドンで1984年から続く世界最大規模のワインコンペティション)の日本酒部門にかかわり、グラスの中の世界を追求してきたが、日本各地の蔵元の地域文化を体現したようなスタイルこそが日本酒の酒質にも迫る魅力ではないか、それこそが世界でもオンリーワンと誇れる日本の生きた文化と思えてならない。
年々出品数が増え、上位受賞が難しくなるIWCだが、「聚楽第」は、今年見事にゴールドメダルを受賞した。584銘柄中わずか25銘柄が得られた名誉を手にしている。
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【プロフィル】平出淑恵
ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワインコンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門創設に参画。観光庁酒蔵ツーリズム協議会メンバー、乾杯SAKE学苑(台湾)校長などを務める。