高島屋の鈴木弘治社長は15日、インターネット通販の品ぞろえを拡充し、平成27年2月期のネット通販の売上高を140億円と、25年2月期実績(67億円)の2倍超に増やす方針を明らかにした。
26年2月期までに、店頭で販売する3800ブランドの約半数にあたる1825ブランドを、ネットでも販売する方針。将来的には店頭の8割にあたる約3千ブランドにネット販売を拡充する。鈴木社長は「やらなければ他のネット(通販サイト)に顧客を取られてしまう」と危機感を示した。消費者への販売機会を店舗以外にも拡充し、業績向上につなげる考えだ。すでに商品を納入するメーカーとネット販売の可否などについて交渉を進めており「半分程度のブランドとは合意できつつある」(鈴木社長)という。同社は26年2月期に、ネット通販事業で売上高100億円を見込む。