いすゞ自動車は17日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との折半出資した南アフリカの合弁会社「いすゞトラックサウスアフリカ」を月内にも子会社化すると発表した。出資比率を70%まで引き上げ、南アでの中小型トラックの生産・販売を増強する。
合弁会社はヨハネスブルクにあり、約1100キロ南のポート・エリザベスにある工場で年間約3000台を生産。南アを中心に周辺国でも販売している。
いすゞは将来的に合弁会社で年間1万台の販売を目指している。現在も社長はいすゞから派遣しているが、出資比率を高めることで生産担当の役員を送り込むなど関与をさらに強め、いすゞのノウハウで生産・販売を拡大したい考えだ。