ソニーの「スマートウォッチ2」=17日、東京都千代田区【拡大】
ソニーは17日、腕時計型の情報端末の新製品「スマートウォッチ2」を、直販サイトで25日に発売すると発表した。新たに近距離無線通信技術の国際規格「NFC」に対応し、機器間連携を強化。同様の端末の販売を始めた韓国サムスン電子や、近く市場投入が見込まれる米アップルの追撃をかわす。
タッチパネル式液晶画面は従来の1.3インチから1.6インチに拡大。同社製スマートフォン(高機能携帯電話)「エクスペリア」と連携させて電話の着信やメールの確認、音楽の再生や写真の表示を楽しむ。対応するアプリケーションは約300に上り、今後も増やしていく方向だ。
今年はウエアラブル(装着型)情報端末の“元年”とも言われ、国内外のメーカーが試作機を公開。調査会社、ROAホールディングスによると、国内の市場規模は2013年の70億円前後から、18年には1800億円前後に伸びる見通しだ。