中国人客で混雑する家電量販店ラオックス本店=東京都千代田区【拡大】
1000万人の目標達成には、中韓両国のほか、今夏から査証(ビザ)の発給要件を緩和した東南アジアからどれだけ集客できるかが鍵を握る。
全国に旅館などを展開する星野リゾート(長野県軽井沢町)では、北京に持つ中国事務所が「夏ごろから訪日観光に対する『雪解けムード』が出てきた」との感触をつかみ、中国からの誘致活動を再開。円安も追い風となって復調し、建国記念日である国慶節を軸とした10月1~7日の祝日期間中に急伸した。
ホテルオークラ東京(東京都港区)の中国人宿泊者数は9月に前年同月比2.6倍、10月1~8日で前年同期比3倍となった。新宿プリンスホテル(東京都新宿区)でも9月は2倍、10月1~7日で3.2倍となった。
家電量販店にぎわい
消費現場もにぎわいが戻っている。家電量販店ラオックス本店(東京都千代田区)の9月の外国人売上高(免税品取扱高)は前年同月比2.3倍、10月1~7日は前年同期比7.4倍で7~8割を中国人が占める。売上高は「8月からプラスに転じた」といい、デジタルカメラや炊飯器が売れ筋。同店ではピーク時の3分の1に減らしていた中国語対応スタッフの数を最近になって元に戻した。