JTBが展開する「女子旅つくるプロジェクト『姫様』」。雑誌の読者モデルらが集まり、女子向け旅行のアイディアを出し合った【拡大】
大手旅行会社が、女子大生や30代OLなど若い女性を狙ったパッケージツアー販売を強化している。若年層はパッケージツアーの需要や旅行にかける予算が低く、大手が目を向けてこなかった分野だが、男性抜きでおしゃべりなどを楽しむ「女子会」の流行を背景に、女性だけの旅行「女子旅」もブームに。おしゃれなパンフレットや人気モデル起用などの戦略で、販売を拡大している。
お目当ては食と買い物
「旅行で重視するのは、食事と買い物」と話すのは、奈良市内に住む大学5年生の千田恵理奈さん(24)。これまで友人や姉とイタリア、ドイツ、韓国などを旅行してきた。
ただ、航空券とホテル程度を手配する「個人旅行」で、千田さんは「治安の心配がない地域では、旅行会社のパッケージツアーはあまり利用しなかった」と話す。理由は、食事や買い物が楽しめる「自由度」を重視したため。
大手旅行会社にとっても「若者向けツアーは『価格を抑えて』という認識だった」(JTB担当者)といい、経済的に余裕のあるシニア層やハネムーン向けなど“稼げるツアー”が売り上げの中心だった。