富士通エフサスが公開した近未来型オフィス。カフェスタイルでリラックスしながらICTを活用し、仕事の効率をあげる=23日、東京都中央区【拡大】
ICT(情報通信技術)関連の総合サービスを展開する富士通エフサス(川崎市)は23日、ワークスタイルの変革を目指してリニューアルした営業の中核拠点「G-7ビルディング」(東京・銀座)のオフィスを報道陣に公開した。「ICTの利活用と創造的なオフィス空間」を具現化した近未来型のオフィスで、顧客企業に対する提案力を強化する「モデルケース」に位置づける方針だ。
内装を改装した新オフィスは、サポートの中核拠点である「浜松町サポートセンター」を統合した。企画段階から、部門や年齢などの垣根を越えた約50人があるべき姿を検討し、働き方の変革を目指した。
オフィス全体で、高速無線LAN(企業内情報通信網)と有線LANの両方を選択できる「ハイブリッドLAN」を採用し、ノートパソコンやタブレット端末、スマートフォン(高機能携帯電話)からクラウド環境を利用できる。
アイデアをすぐさま共有できる壁面ホワイトボードや双方向の電子黒板、大人数の会議で資料と動画を同時に映し出すマルチプロジェクター、ペーパーレス会議システムなどを組み合わせ、ミーティングでアイデアを出しやすい環境を整備した。
同社の今井幸●社長は「ICTを徹底活用し、組織間の壁を取り払い、どこでも働けるワークスタイルを実践したい」と意欲を示した。
●=隆の生の上に一