NTTドコモが25日発表した2013年9月中間連結決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比0・4%減の2兆1989億円と減収だったが、最終利益は5・1%増の3004億円と増益を確保した。2014年3月期の通期見通しは売上高、営業利益、最終利益とも据え置いた。
上期はスマートフォン(高機能携帯電話)の推奨機種を絞り込んで安く販売する「ツートップ」戦略を進めたが、ライバル2社への顧客流出が拡大し、減収となった。総販売数は11・5%減の1047万台と2けた減となった。営業利益は0・4%増の4731億円と増益だった。
加藤薫社長は都内で会見し、「総販売数は落ちたがスマホはほぼ前年並みを維持し構成比は60%まで高まった。下期はさらに競争力をつけて販売していく」と語った。