ドコモ、iPhone効果は限定的 中間期では3期ぶり増益 (1/2ページ)

2013.10.26 06:28

ドコモの「iPhone」

ドコモの「iPhone」【拡大】

 NTTドコモが25日発表した2013年9月中間連結決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比0.4%減の2兆1989億円と減収となったが、最終利益は5.1%増の3004億円と、中間期として3期ぶりに増益を確保した。

 競合2社への顧客流出が拡大し売り上げは落ち込んだものの、スマートフォン(高機能携帯電話)の推奨機種を絞り込んで安く販売する「ツートップ」戦略を進めて端末調達コストを抑え、増益につなげた。営業利益も0.4%増の4731億円と3期ぶりに増益だった。

 端末の総販売数は11.5%減の1047万台と2桁減となった。販売に注力したスマホの割合が54%から60%に上昇したが、全体を押し上げるまでには至らなかった。

 米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載スマホに加え、9月20日には米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)5s」「5c」を発売したが品薄で販売への影響は限定的だった。

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