「iPhone5s」(手前)と「iPhone5c」【拡大】
9月20日に発売されて以来、品薄が続いている米アップル社製スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5s」の店舗への入荷状況がやや改善されてきたもようだ。携帯大手3社は23日までに相次いで、「5s」の予約から引き渡しまでの待ち日数の目安をホームページで公表したが、最長でも「約28日」という日数が示された。
最も品薄だった「ゴールド」が約28日で、「シルバー」と「スペースグレー」は約14日となっている。21日にはソフトバンク、22日にはKDDI、23日夜にはNTTドコモが入荷日数を公表したが、3社とも同じ予約待ち期間となっている。
これまでは発売以来、店頭で「いつ入荷するかわからない」が決まり文句だった「5s」だが、入荷日の公表が可能になったのはアップルから入荷日数が携帯各社に提示されるようになったため。ゴールドと同様に入手困難だった「シルバー」の供給は当初より改善されたもようだが、逆に一番人気の「ゴールド」はいまだに1カ月待ちとなることが改めて裏付けられたとも言える。これまでより大幅に短縮されたわけではない。
品薄状態が本格的に改善されるのは11月以降になりそうだ。