第三者委は、融資するみずほ側が顧客を選択できないローンの性質上、「(みずほ銀と)融資先との癒着はない」と判断。同行が金融庁に当初誤った報告をした点についても、「隠蔽などの事実は確認されない」とした。
報告書の提出を受け、同行は28日、塚本隆史会長の退任や佐藤康博頭取を半年間の無報酬とするなどの社内処分を決定。オリコとの反社会的勢力の情報共有化や、同勢力排除の専門部署の設置を柱とする業務改善計画を金融庁に提出する。
菅義偉官房長官は同日の記者会見で、計画を精査した上で「金融庁で(対応を)判断する」と話した。
第三者委は今月8日、弁護士3人で発足。幹部ら延べ85人からの聞き取り調査や提出資料の点検にあたった。期間が約3週間に限られ、第三者委も報告書で、「資料収集や事情聴取などの調査も(みずほ銀の)任意の協力が前提となる」と限界を指摘。全容解明に十分な調査ができたか疑念を残した。