二輪車はインド、インドネシアなどで大きく伸び、四輪車は市場が堅調な北米、軽自動車の販売が好調な日本で伸長した。反日感情による販売低迷が続いた中国については「回復の兆しが出ており、1~9月の販売は前年に比べ6%伸びた」(岩村哲夫副社長)という。
一方、14年3月期の業績については、売上高、営業利益、最終利益を従来予想のまま据え置いた。ただ、消費税増税前の駆け込み需要などは織り込んでいないという。
また、岩村副社長は業績が改善していることなどを踏まえ、「利益が上がれば従業員に還元するのは当然のこと」と述べ、賃金アップに前向きな姿勢を示した。